大切だと信じ守ってきたことやものやルール
それを手放した時 実は自分自身を縛っていたちっぽけなものだった…
と知ることがあります
しかしながら それらを守ろうと努力した時間があったからこそ
得られた自由がどれほど価値があり
生き方を明確にしていく過程であったか ということが理解できます
私が今 筆を持ち文字にしているすべて とも思えます
筆字そのものをどう見せたい とか見てほしい という
昔 持っていたような気負いや狙いが 今 ほぼ無いことは
書道に長く携わってきた者として
あまりほめられた事でもないのかもしれませんが
私にとってはようやく見えてきた…というか私なりの感得の地です
中津川で 身体に不自由ありながら 己に厳しく画家として多くの人々に影響を与え
また愛された安江静二画伯の言葉が胸を貫きます
「謙虚であることが画家としての一番大切なことである
具象とは外題ではない(真実)画家の心が感受したもの、表現である
孤獨こそ作画の本源である
外に求めるのではなく内に探求すべきである
第三者を意識してはならない
ひたすら自問の作画を描くべきだ
達者な表面描写では真価ある作品ではない」
安江静二のことば より
届かぬ境地なれど 忘れたくない安江静二画伯のことばです
毎日毎日生徒さん方と書き続ける「いろはうた」
どんなことも 只々積み重ねるともれなくいただけるギフト
共に受け取ってまいりましょう
長文お目通しいただき ありがとうございます