ひとにしられぬ
たのしみの
ふかきはやしを
たれかしる
ひとにしられぬ
はるのひの
かすみのおくを
たれかしる
島崎藤村 詩「山精」
すべてがひらがな表記で
リズミカルに韻を踏み紡がれる大和言葉によって
広く美しく また神秘的な妖しさももって
心に映し出されるような詩ですね
穏やかな春の訪れでありますように…