こんなゆうぐれ
わたしにはうたいきれない
ふらふら
よろけながらかえってきた
そらはうすみどりで
お天とうさまは
さくら貝のようだった
なにもかも
うっとりとしてた
八木重吉 詩「ひどく うつくしい夕べ」
瞬間を切りとった景色が
眼に浮かぶようです
重吉の 優しく哀しく嬉しく柔らかい心も
この一場面に溶けていくようで
私も嬉しくなるのです
ありがとうございます